塗装

初めに宣言させて頂きます。当社は塗装には最も時間を費やしております。それはたとえ同じ色の車種・色でもお車1台1台でも、経年劣化や環境の変化(車の置かれている場所)等だけで、車のカラーが微妙にそれぞれ違ってくるのです。確かにメーカー等からの「色見本」と言う参考色は存在しますが、実際そのまま塗装すると色がブレる事がある、いや殆どがブレます。更に加えて季節や天候、塗装作業当日の気温や湿度などでも色の見え方、塗装・乾燥時間にも大きく影響してしまいます。当社としてはお客様へ「破損前の状態と出来るだけ同じ色に近づけたい」と言う思いから塗装に関しては時間をかけて修理させて頂いております。

アゲタ自動車鈑金の塗装作業工程

1. 下地処理

塗装の下地処理

塗装の仕上がりを左右するには、下地処理といっても過言ではありません。
アゲタ自動車鈑金では塗料の密着・防錆等にに優れているプライマーサフェーサーを使用します。
更に赤外線乾燥機にて充分な加熱をして乾燥を施して、間違っても乾燥不良による艶引けが無いように丁寧に且つ時間を掛けて仕上げていきます。


塗装作業

塗り終わったサフェーサーを研いでいきます。
作業は水研ぎをしたりコンパウンド等も使って汚れやワックス成分除去の為に足付け作業を施していきます。


2. 調色作業

調色作業

調色作業は、前出の通り一番気を付けていく作業です。
此処では塗装職人の知識・長年の経験が如実に出てしまう、とても難度の高い作業工程です。
お客様の実車の塗装色により近づける為に、太陽光の下や工場内の人工太陽光を使い、調整を掛けながら、調色作業を行っていきます。


3. マスキング

塗装作業

マスキングを施します。
板金の仕上げ時と同様に塗りたくない部位全部をビニールやマスキングテープ等を使って完璧に覆っていきます。


4. 本塗装作業

塗装作業

本塗装作業は、スプレーガンの種類や塗装時当日の気温・湿度や現場のエアコンの状態や部屋・ブースの乾燥状態など様々な条件によって仕上がりの善し悪しが左右されます。
ここで気を付けるのはブース内の環境は勿論の事、ブース外の作業場に於けるクリーンな空調の調整
作業員もスプレースーツの着用などを徹底して、常にベストな環境下での本塗装作業を心掛けます。


5. 磨き仕上げ作業

磨き仕上げ

磨き仕上げ作業での注意点は、本塗装の塗装肌を崩さないで、更に研磨過多からの磨きキズを塗装面に残さないよう細心の注意を払って、一番外側の塗装面を仕上げていきます。
これら全ての工程によって仕上がりは正に「新車同様の塗装肌と光沢」を生み出していきます。



調色作業は見た目以上にデリケートな技術と深い経験が必須で奥深いものになります。お客様のお車を出来る限り、破損前の状態に復元出来る様にと言う思いと、加えてお客様に無理な費用負担が無いように塗装をしていきたいと常に考えております。
車の塗装の知識は自信が有ります。どんな細かい事でも構いません。塗装修繕の事で悩んでしまったら、どうぞご遠慮なくアゲタ自動車鈑金までお気軽にお問い合わせくださいませ。

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